トヨタ自動車の就職&転職難易度は?未経験/第二新卒も入社可能?

トヨタ自動車に転職・就職したいと思っていませんか?

「トヨタ自動車に転職したい・就職したい」とお考えの方向けに、国内自動車業界最大手のトヨタ自動車について転職・就職の難易度や年収、さらには転職を成功させるための方法まで、徹底的に解説していきます。

世界各国から優良な日本製品の象徴のようなイメージを持たれ、日本国内を代表する企業であるトヨタ自動車は、就職・転職先としても人気があります。

そんな人気企業であるトヨタ自動車への転職はどのように行うべきか?採用コンサルタントとして数多くの支援をしてきた経験をもとに解説します。

実際にトヨタ自動車の採用面接で聞かれた質問についても、同社での面接経験のある方から聞いたものでもありますので、質問内容が気になる方も必見です。

トヨタ自動車の就職難易度&転職難易度

トヨタは自動車の開発・製造をはじめ、金融事業や住宅設計、情報通信などさまざまな事業を展開しています。

特に中途採用においては即戦力が求められ、とくにエンジニア採用に力を入れています。

自動車業界の動きとして電気自動車、自動運転など大きな転換期を迎えており多くの採用枠がありますが、トヨタ自動車への転職は決して簡単ではありません。

国内有数の企業ということもあり、多くの人が入社を希望するため倍率が高い点から競争は激しいためです。

トヨタ自動車の会社概要と事業内容

2021年の6月までの累計では車の販売実績が国内815,863台(含軽)・796,334台(徐軽)となっており、なかでもグローバル販売は5,004,625台(※)と過去最高を記録しています。

トヨタ自動車の求める人物像

トヨタ自動車が求める人材はどのようなものなのでしょうか。

事前に基本理念や行動指針を把握し、求める人材を理解しておきましょう。

▷トヨタウェイの価値観に共感できる人

トヨタ自動車の行動指針である「トヨタウェイ2020」は以下となります。

行動指針から考察すると、トヨタ自動車は現状に満足することなく、改善を続ける姿勢を求めています。

とくに重要視しているのは「困難で高い目標を自分で掲げる人」、そしてその目標に向かって前向きなチャレンジができる人です。

また、各現場や関係各社との連携が必要な自動車産業で立ち回れる、「他の価値観を尊重できるチームワーク力を持った人」も求めています。

さらに仲間を信じ、感謝の気持ちを言葉にできる協調性も重視されます。

求められる人物像、そしてトヨタの理念である「モノづくりを通じて、豊かな社会づくりに貢献する」、これらを満たせると判断された場合、トヨタへの入社の門出が開かれるのです。

▷チャレンジ精神がある人

トヨタ自動車は常にチャレンジし続けてきた歴史があります。例えば、海外の技術に頼らない自動車開発に挑んだり、高品質で低価格の自動車開発に取り組んだりしてきました。そして現在は「世界中の人々にクルマの魅力を届け、地球環境と共存する」という目標に向かってチャレンジをしているそうです。ですから、トヨタとともに挑戦していける、チャレンジ精神がある人材をトヨタは求めています。

▷自ら考え、自ら行動できる人

トヨタ自動車はチャレンジをし続けているといいましたが、やみくもに突き進んでいるわけではありません。トヨタのチャレンジとは、まず「なんために?」と自分に問いかけて、答えを出してからチャレンジしていきます。

ただ、目標だけを掲げているわけではありません。夢を描きつつ、常に現在置かれている状況や環境も分析します。そのうえで、夢と現状のギャップを埋めるための努力と工夫を繰り返していきます。ですから、なぜトヨタで働くのか、なぜ今仕事をしているのか、など自ら考えて行動に移せるような中途者をトヨタは求めています。

トヨタ自動車の募集職種と求めるスキル・経験

▷機械エンジニア

量産設計

今後車種が拡大していくと想定される電動車においては、従来車両に対して使われ方やパッケージも異なるものになると想定され、新たなプラットフォーム開発が必要となっています。現在多くのお客様にご使用いただいているコンベ車両向けの開発も合わせて、高品質高性能で廉価なシャシーの実現に向けた技術開発を推進するスタッフもしくはプロジェクトリーダー業務を行います。
具体的には、
・サスペンション/ステアリング/ブレーキの先行要素技術開発
・上記を活用したプラットフォーム/車両開発 および 運動性能設計
・新型車開発における車両企画検討への参画

開発

BEV・PHEV・FCEV・HEV等の電動車開発において重要になる商品力向上・性能改善と品質確保を高い次元で両立させる為、実車・CAEを活用した熱流体分野(空調・冷却・空力・風切音・燃費/電費・流体環境)の量産車性能開発から技術開発に至る幅広い開発を行います。
具体的には、
新型車の熱マネージメントシステム開発:モータ・バッテリ・エンジン・駆動系・暖房/冷房システム・FCユニット他|新型車の空気抵抗・走行抵抗・風切音低減開発|熱流体分野のデジタルシミュレーション技術・設備開発:CFD・MBD・AI|将来技術シナリオ・プロジェクト企画・提案と推進、及びマネジメント。

<応募資格/応募条件>
■必須条件:下記に関するご経験のいずれかを有し、積極的なチャレンジの意志・意欲がある方
・自動車/産業機器等の熱・空調・空力・燃費性能開発(企画・検討・評価)
・パワートレーン開発(エンジン・モータ・電池等の企画・検討・評価)
・各種熱機器・熱システム・設備の企画・設計・実証試験
・自動車/産業機器/インフラ・設備等の熱・空調・空力・燃費に関わるシミュレーションや制御・ソフトウェア開発

▷管理部門

経理

トヨタ自動車の経理本部は、経理・財務・資本関連事業の3部があり、連結利益目標の策定から決算、資金管理、投融資などを担っています。
また、経理本部人材は、本部以外の各車両カンパニーや工場、国内外関連会社にも派遣され、財務会計・管理会計から経営管理まで経験できます。

経理としての役割は、
・トヨタ単体の投資予算目標の策定
・担当部署の投資予算管理や経理処理をサポート
・社内資産の有効活用など原価低減活動の推進
・決算、固定資産税申告、内部統制・監査 等

<応募資格/応募条件>
■必須条件:
・学士卒以上もしくは同等の経験
・3年以上の経理実務経験(固定資産管理の業務経験があればベター)
・チームワークで仕事ができるコミュニケーション能力や、新しいことへのチャレンジ精神
・ロジカルかつ計数的な思考や問題解決力などのビジネス基礎能力
・愛知県内の工場、海外など場所を問わず働くことができる方。
■歓迎条件:
・簿記2級以上や公認会計士・税理士などの経理系資格
・TOEIC(R)テスト600点以上の英語力
・自動車への興味があれば尚可

比較的ほかのポジションに比べて、採用ハードルは高くないです。
但し、管理部門の業務内容は企業規模に依存する点も多いため比較的国内でも大企業での実務経験を求められる傾向にあります。
現時点で大手企業の経理部門での役職者であればすでに可能性ありますが、
税理士・会計士⇒事業会社の経理財務に転職⇒役職を経て、大企業の経理部門へ転職⇒トヨタ自動車の経理などのように
戦略的に狙う必要性があります。

▷ITエンジニア

■業務詳細:
AIエンジニア

モビリティカンパニーへの変革に伴い、今後のモビリティの運動性能、ADAS性能の開発で、AI/機械学習を活用した技術開発の重要性が増加しています。新たな商品性の提案から実装までの実務を、関係部署と連携して推進します。
具体的には、
新たな商品性企画・検討
・ビッグデータを活用した車両運動性能への企画提案
・AI/機械学習とADASシステムを活用した将来モビリティの性能提案・技術検討

<応募資格/応募条件>
■必須条件:以下いずれも必須
・ハード製品の性能企画・技術検討:評価の実務経験
・ソフトウェアの適合・実装経験
・Matlab、Python、C++等のプログラム言語を利用した開発実務経験
・新しいモノやコトを自ら提案し、チームで達成した経験(大小は問わない)

■歓迎条件:
・Deep learningのモデル構築~実装経験
・画像認識スキル:実務経験(2年以上)
・AWS等のクラウド利用経験(SQLスキル所持等)
・UXデザイン経験
・TOEIC(R)テスト650点以上

 

エンジニアといっても、トヨタ自動車では開発実務の多くは下請けにアウトソースしていることからMaas関連の開発において上流の企画立案から仕様検討・要件定義周りをメインに行える
人材を求めています。

▷海外営業・マーケティング

海外営業

担当国の営業オペレーション、あるいは地域横断プロジェクトのリーダーとして担当するポジションです。
具体的には、以下になります。
・中東中央アジア各国の根幹を形成するエネルギー政策より、国家単位でのカーボンニュートラル戦略を調査・検討・立案・調整。
・サウジ/UAEを中心に、現地ディストと共に政府や消費者の動向調査、本社の中期商品戦略検討に反映しながら、実行計画をまとめていく。

<応募資格/応募条件>
■必須条件:
・中東中央アジアでのビジネスパートナーとの業務交渉に資する英語力(TOEIC(R)テスト800点以上)
■歓迎条件:
・海外での駐在勤務経験(ビジネス英語、異文化でのリーダーシップなど)
・中東・中央アジア関連ビジネス、特にエネルギービジネスのオペレーション経験
・アラビア語でコミュニケーション出来る能力

 

商社や大型機械設備会社、インフラ企業などでの海外常駐、海外営業経験を持たれている方などが求められやすい傾向にあります。

マーケティング

海外事業やモビリティーサービスの企画・推進を行うポジションです。
具体的には、「バリューチェーン強化やモビリティサービス提供」の取り組み|現地ディストと共に、TMC関係部やベンダーの協力を得ながら各国のユーザー×モビリティの現状分析・問題解決・トライ&エラーをまわしていく業務になります。

<応募資格/応募条件>
■必須条件:
・中東中央アジアでのビジネスパートナーとの業務交渉に資する英語力(TOEIC(R)テスト800点以上)
■歓迎条件:
・海外での駐在勤務経験(ビジネス英語、異文化でのリーダーシップなど)
・グローバル環境でのビジネスオペレーション経験
・自動車業界以外での実務経験も歓迎
・アラビア語でコミュニケーション出来る能力

中東中央アジアの現地のビジネスパートナーと円滑にコミュニケーションが取れるスキルを求めています。

トヨタ自動車に転職する人の多い出身会社

▷同業他社の自動車メーカー

ホンダ、日産、スバル、マツダなど同業他社からの転職も多いです。

他同業他社よりも、製造拠点・販売拠点も多く働く環境も整っていること、年収面も業界内で最も良いことからより良い待遇のトヨタ自動車への転職希望をされる方が多くいます。

▷外資系企業

昨年グローバル販売が過去最高台数を記録したことからも、これから国外への販売を伸ばしていく傾向にあります。

いわゆるグローバル企業、世界トヨタ自動車ですので職種にもよりますが高い英語力が求められることもあります。

海外の製造拠点での経験、商社経験、コンサル経験などで培った英語力が求められる傾向にあります。

▷システムエンジニア、ソフトウェア開発エンジニアなどのSIer

技術職やソフトウェア開発の分野での募集も多いこと、またその理由としてもMaasなどの観点から
製造技術の高いスキルというよりかはIOTの分野で活躍できる即戦力人材を求めていることからSEで活躍している人材が転職することも多いです。

▼自動車業界の企業ごとの平均年収

トヨタ自動車の就職&転職面接で聞かれた内容

トヨタ自動車の就職&転職面接で実際に聞かれた質問内容と回答例についてお伝えいたします。

▷質問1:仕事で個人、チームを通じて達成した成果を教えてください

・背景:自ら考えて行動していける人なのかどうかを見極めている可能性があります。

チームを巻き込んだエピソードで終わるのではなく、その経験を前職でどのように生かせたのかまで伝えられると良いでしょう。

・回答:再現性を伝えることが重要です。

自身の行ってきた業務を棚卸し、その中でも成果の残せた業務にフォーカスします。

なぜ成果を残せたのか、そのときどんな風に考えていたのか、どのようにPDCAを回していたのかを言語化し回答してください。

▷質問2:
挫折した経験は何ですか。

・背景:上記とは裏腹に厳しい状況下でどのように改善し克服してきたのかを聞いています。

・回答:これも同様、再現性です。

これから海外のあおり、国内の規制を受け業界変化の激しい環境下で過去にない事象も多々起こります。

過去の成功例がない中でいかに成果に結びつけられるのかが大事ですので、過去の失敗経験からどのように考え改善を試みたのか、
また何を失敗と捉える志向性なのか、チャレンジしようとする思いはあるのかを考えて回答してください。

▷質問3:自分は周囲からどのような人に思われていますか?  

またそう言われた場合に、自分が思う理由をいくつか述べてください。

・背景:自身をどのように客観的にとらえているのかを見ています。

主観と客観を正しくとらえられるのか、リーダーとしてメンバーからどのように見られているのか、あるべきリーダー像に近づけるスキルがあるのかを見ています。

・回答:これまでのリーダーとしての振る舞いにおいて、何を意識してきたかを回答してください。

自身のありたい像だけでなく、何を求められて何を意識したのかを考えて言語化してみてください。

トヨタ自動車の新卒&中途採用で求めている人物像

公式ホームページでは、ものづくり、環境やグローバルビジョンを全面に押し出していますが、社風として非常に巨大な組織なため、車を作っているといった実感は部署によっては感じるのが難しいところもあります。

むしろ、ビジネスマンとして周囲との関係を良好に保ち、上司を中心としたチームワークを主体としています。

チームリーダーとしての素養があるなら、主任以上になるのは比較的早いと思います。

入社数年間は、先輩や係長と共に行動しますから、年齢の異なる人とのコミュニケーションは採用基準になってるようです。

トヨタ自動車の入社後の年収


最大年収を迎える50代の年収が943万円でした。
またトヨタ自動車で働き盛りの30代の年収はおよそ781万円になります。

▼役職ごとの年収モデル

トヨタ自動車への転職成功率を高める方法

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